歌って気づいた、音楽の大切なこと

大好きなカンツォーネを歌ってきました
先日、ありどおろコンサートがあり、
私は大好きなカンツォーネ「あなたに口づけを」(ディ・カプア作曲)を歌い、伴奏もしてきました。
声楽を始めたきっかけは師匠のひと言
声楽を始めたきっかけは、オペラの伴奏法を師匠に師事した最初のレッスンのとき。
「伴奏をするなら歌を知らなくちゃね」
という師匠のひと言で始め、20年以上になります。
以来オペラの公演に出演したり、
オーケストラ伴奏でアリアを歌わせていただくなど、様々な経験をしてきました。
20年以上歌い続けて気付いたこと
師匠の言葉通り、
歌ってみてこそわかる大変さ、面白さ、発見を舞台にあがる度にかみしめています。
声部の転換になる音程は出すのが難しいとか、
この曲のこの箇所は苦しいから様子をみて少し伴奏が前に進めてあげたほうが良いとか、
音程が上がる前は沢山息を吸いたいな、
など、実際自分が歌ってみることで「身にしみてわかる」ようになりました。
また、発声で一音一音「曲げる」意識は、
そのままピアノの一音を出す意識と同じ、と気づいたことは
自分自身のピアノの演奏に大きな影響がありました。

本番の舞台は音楽の本質と出会える場所
今回の演奏会に向かって取り組む中で、
「大好きなこの曲の世界観が、聴いて下さるお客様に届くように歌いたい」
という思いが自然と湧いて来ました。
その気持ちを持って舞台に立ち、一音一音精一杯演奏する中で気がついたのは、
演奏というのは歌でもピアノでも、ただただ自分を出すものではなく、
まず音楽がありきということ。
演奏者はその音楽の美しさや素敵な世界を観客に届ける役なのだ、
ということを
頭ではなく体を通し直感として感じました。
だからこそ、音楽を感じる感性のアンテナをもっと磨いていきたいと改めて思います。
本番の舞台はこのような気付きを新鮮な感動と共に得られる貴重な機会ということも痛感しました。

舞台で得た学びをレッスンへ
この経験を自分の演奏にはもちろんですが、レッスンにもいかして行きたいと思っています。
今は情報に溢れ、子どもたちも指一本で様々な知識を得ることができる時代になりました。
でも、「知る」ことと、本当に「わかる」ことは違うと、私は思っています。
頭でなく、体を通して経験して初めてわかること、身につくものがある。
子どもたちにも、頭でなく、体で自由に音楽を感じてほしい。
そんな願いから、
なぎさ音楽教室のレッスンでは体で感じる音楽体験を大切にしています。



